ギラファノコギリクワガタ♂113mm
  
分布域:フローレス島、ロンボック島、スンバ島
ギネスサイズ野外:118mm 飼育:117,5mm
世界最大のクワガタ。
亜種ごとにサイズや光沢、歯形が異なる。
そのなかでも本種がギラファ最大の亜種である。


入手先:アスピリンさんより
購入価格:6250円
累代:F2
産地:フローレンス島
親サイズ:♂100mm♀50mm
サイズ:♂113mm(2月羽化)♀48mm(12月羽化)


2007年4月22日
「わかりやすいのが一番」、「原点回帰で大型狙い」、「希少価値なんか関係ない」
そんな想いからギラファでのリベンジが猛烈にしたくなりビッダーズオークションにて落札。
非常に良い出品者さんで本日手渡しで受け取り、その際に飼育法等も教えて頂けた。
帰宅後、容器から出し、見つめてはニヤニヤ。突付いてはニヤニヤ。
65gのゼリーでも食べにくそうに感じさせる大顎がなんとも格好良い。
以前から飼育しているDynaさん血統の♀でアウトラインも作り是非ギネスを目指したい。


2007年5月26日
落札した2匹がかなり活発に活動するようになったのでインラインの産卵セットをした。
セット内容はコバエシャッター大に産卵木2本とFマットという単純なもの。
ギラファは爆産注意ということだが受け入れ態勢は万全なので是非とも爆産して欲しい。

2007年 6月 2日
アウトラインの産卵セットを作成した。
今回はコバエシャッター中サイズにFマットのみ。
♂♀の相性が悪いのか最初は頻繁に挟んでいたが、30分後にはしっかりとメイトガードが確認できた。
充分に加水したがもともと粘り気のないマットなのでその点が気がかりである。


2007年 7月11日
実はインラインの♀に♂を掛けるのを忘れ、(セット時に相性の悪さから♂を外し、そのまま健忘…)
アウトラインもセット3日後に♂に殺されるという悲惨な状況だったが、
すぐに産卵してくれていたようでアウトラインの産卵セットから本日11頭の幼虫を得ることができた。
♀殺しがなければもっと産卵していたはずだが飼育分には丁度良いので良しとする。
幼虫は暫くFマットに200ccプリンカップに単独飼育することに。

2007年 7月29日
前回採れた幼虫をそれぞれ以下の餌で全て単独飼育でセットした。
・大夢B800cc×3セット
・Fマット1500cc×3セット
・Gポット1500cc×6セット、
既に2齢幼虫になっている個体もいたのでこれからの成長に期待。
…菌糸の銘柄を見ればわかると思いますが非常にお金がかかってます。。

2007年 9月15日
どのボトルにもほとんど食痕がでないのでGポットの個体を3匹だけ交換してみることにした。
Gポット1500cc容器は通気が良すぎるせいか劣化して乾燥しており、
食痕も底の中心の一部にしか出ておらずかなりの部分が一度も通ることなく無駄になっていた。
550ccくらいあれば充分な程だったので最初から大きな容器に入れても無駄かもしれない。
投入していた幼虫は3匹とも生存していて2齢後期の状態で8g前後であった。
取り出し後、1100cc一本飼育で104mmの実績がある月夜野のE800ccに投入した。
銘柄を変える事になってしまったが変えなかった2匹との変化を見てみたい。


2007年11月21日
大夢B800ccに投入していた1匹を大夢Bブロックに交換した。
800ccボトル一本で44gまで成長していて二本目三本目でどれだけ伸びてくれるかに期待。
画像右が交換前の800ccボトルで無理に引っ張ろうと思えばまだまだいけたと思われる。
大夢に投入していた他の二匹は共に♀で黄色化しており一本孵しで羽化させる予定。
Fマットで飼育していた幼虫群3匹も良く育っている。
今のところ最もコストを掛けたG−pot1500ccで育てた個体群6匹の成長が一番悪く、
全てE800へと移したが容器外から見る限りあまり芳しくない様子。
大夢Bで育てた44gの個体に期待したい。



2008年 6月30日
大変お待たせしました…飼育結果報告です。
結論から言うと結構良い結果が出ました。
最大はやはり大夢で育てた個体で115mmと見事親越えを果たした。
飼育環境にバラつきがあったので当然サイズにもそれが出ましたが、
それでも100mmを下回るようなサイズは出ませんでした。
同時期の他の羽化個体と同様に、近所の子供に貰われていったのだが、
ギラファが一番人気でみんな名前も知っていてビックリ。
ギネスまでは行かなかったので機会があれば是非また飼育してみたい。
これにてギラファノコギリクワガタ飼育記は終了です。