ヘラクレスオオカブトWM血統140mm
   
分布域:グアドループ、ドミニカ
ギネスサイズ野外:178mm 飼育:164mm
世界最大で最も人気のあるオオカブト
ブルー化した個体や角が太い個体が人気が高い。
最近は「確実なヘラヘラ」という信頼度の高さも価格変動の要因になっている。

入手先:リンク先のDyna@横浜さん→SIN
購入価格:タダm(_ _)m
累代:F1(親♂141mm)
産地:グアドループ
サイズ:1g位

2006年11月18日
本日、仲良くさせて頂いてるDyna@横浜さんより、
非常に素晴らしい血統のヘラヘラ幼虫を3頭も頂いてしまった。
実見しては無いが♀の血統の親♂がぶったまげる程極太角らしい。
以前より連絡は頂いていたのでVIP(VII?)待遇でスタンバイしており、
ケースはコバエシャッター大にそれぞれ単独飼育。
マットはガス抜きしたスーパー黒クヌギマットを使用。
そして大型メタルラックの1フロアを
三つで占領という空気循環も視野に入れた最高の待遇。
このヘラヘラがいるメタルラックのフロアが
虫部屋基準温度計測所に変貌したのはいうまでもない。

←ヘラクレスオオカブト初齢幼虫


2007年 1月21日

一月ほど前からずっとコバエが発生していたのだが、
これ以上引っ張るのは無理だと判断し、マット交換を行った。
加齢したばかりのものが2匹、2齢が一匹だった。
測定結果と雌雄判別結果は♂26g、♂17g、♀19gだった。
♂2♀1と良い具合に雌雄が別れてくれていた。
♀のみコバエシャッターの小にケースを変更し、
マット種もフォーテックの発酵Fマットに変更した。
ここからが成長期なので是非大きい芋虫になって欲しい。



←ヘラクレスヘラクレス3齢初期幼虫26g


2007年 3月 4日
♀のケースのマットの縮みが激しくなっていたので
♀のみマット交換を行った。19g→44gと良く成長してくれていた。

2007年 3月26日
前回の交換から2ヶ月以上経過し、だいぶマットが縮んできたのでマット交換をした。
ケースは保湿性の良いコバシャだが2ヶ月以上経つのでマットの乾燥が少し目立った。
途中キノコの繁殖等もあったのでもう少し早めの交換が良かったかもしれない。
測定結果は
♂26g→80g
♂17g→83gと数字を見る分には十分に伸びてはいるが、
まだまだこの血統のポテンシャルを引き出せていない感が強いので
次回の交換では100g、その次は120gぐらいにどんどん成長してほしい。

2007年 4月20日

マットの底の方に酸素を取り入れるためと
孵化後半年程という節目ということもあり、
マットの撹拌、体重測定を行った。(マット交換ではない)
測定結果は
♂80g→96g
♂83g→94gと順調に成長してくれていた。
次回の交換での100gUPはほぼ確実だと思われる。
2頭とも交互に逆転してくれているのでどちらにも期待している。
本家Dynaさんのところではもっと大きい幼虫がいるとのことで、
この2匹にも是非頑張ってもらいたい。



2007年 5月 4日

♀幼虫のマット交換をした。
測定結果は44g→66gと良く成長してくれていた。
このままコバエシャッター小で羽化までいく予定。
まだまだ伸びると思うので70mmUPは確実だと思われる。
本当に気持ち良い成長をしてくれる素晴らしい血統なので、
先の話だが、できればインラインも作りたい。



2007年 5月 29日

前回の交換から2ヶ月程度経過したのでマット交換をした。
♂96g→114g
♂94g→107g
と充分満足できる成長をしてくれている。
この調子なら150mmも現実的な数値。
順調に育って無事に羽化して欲しい。



2007年 7月27日
前回の交換から2ヶ月近く経ったのでマット交換をした。
♂114g→114g
♂107g→117gと嬉しい逆転があった。
ちなみに♀は蛹室を作製し既に前蛹状態になっている。
♂も今回のマットを食いきってからスムーズに蛹化して♀に続いて欲しい。
ヘラクレス系で120g近くなると長い体のせいか体重計が小さく見える^^A


2007年 8月 5日

♀が蛹化した。
蛹体長85mm、重さ47gなので成虫体長70mm前後だろうか。
蛹室作成前のコバエの大発生を完全放置したので、
露天掘りする前はスカスカな蛹室かと思いきや、
マットがトリュフチョコレートのように非常に微粒子になっていて
却って粘土状の丈夫な蛹室を作れた様子。
予想よりも早く蛹化してくれたので
6月18日に羽化した極太♂138mmと掛けれるかもしれない。
(画像撮影、露天掘りは同月22日実施)




2007年10月 9日
9月22日に♀が羽化し、色づいたので本日写真撮影とデータ計測を行った。
体長68mmで重さは26g、上翅の色は灰色で
左の上翅が一部分だけ出てしまっているがブリードには問題なさそう。
…そして画像左の蛹。


「えっ!?」と思った方もいるかもしれないが、(若干角の短さが強調される角度でもあるが)
紛れも無く幼虫時117gだった個体。 (前蛹時は101gで10月6日に蛹化)
蛹体長157mm、重さ94gと特に重さの部分で見れば大型個体なのだが、
120mm級の大きさを思わせるほどの恐ろしい胸角率の悪さ^^A
我が家でのヘラヘラ係数に合わせると135mm前後で羽化すると思われる。
ただ中々太い胸角、頭角をしているので包装ギリギリの極太角で羽化してもらいたい♪
この個体は蛹化時に胸角の立ち上がりを調整したものなので
もう一匹は天然蛹室で蛹化してもらい、見比べてみたい。
既に蛹化しているかもしれないが余裕を持って10月末に割り出す予定。

2007年10月17日
ケースに耳を当てると蛹の摩擦音がしたので、最後の♂を取り出した。
予想通り綺麗に蛹化してくれていて蛹体重101gと大型で大満足。
胸角基部境も綺麗な立ち上がりをしており、(画像右だと判断し易い)
胸部分も胸角の一部に見えるような太角成虫になってくれそう♪


2007年12月21日
12月2日に前回の17日掘り出しの個体が、12月6日に10月9日蛹化の個体が羽化し、
上翅も発色したので本日計測&写真撮影をした。
サイズは左136mm右140mmでどちらもヘラヘラの特徴がしっかりでていて満足。
特に右の個体は予想通り根元から太い胸角になってくれた。
この血統は形状、サイズは勿論、何より成長の早さがとても良く、楽しく飼育できたと思う♪
それでも本家Dynaさんの飼育記と比べるとまだまだ自分はポテンシャルを引き出せていないと感じる。
そんくらいWM本家ではスンゴイのが連発してます:しかも現在販売中とのこと^^急ぐべしっ

…ということで、この素晴らしいWM血統♀はS血統♂と掛け合わせてSMW血統として続けたいと思います^^