オオカブトの部屋SINCE 20030923

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Phalacrognathus muelleri muelleri

ニジイロクワガタ飼育記(ケアンズ編)




ニジイロクワガタ♂45mm(グリーン個体)

分布域:オーストラリア
ギネスサイズ野外:70mm 飼育:69mm
飼育目標サイズ:60mm 人気:★★★★★ 飼育難易度:★★☆☆☆ 希少価値:★★☆☆☆(ブラック、ブルー、グリーンの変色個体は高価)

コガネムシのような体型の変わったクワガタで世界で最も美しいクワガタといわれている。
非常に稀ではあるがブラック、パープル、ブルー、グリーン等の色彩変異個体の存在や長歯、短歯の歯形の変化があり、奥が深い。
飼育は非常に簡単とされているが、産み渋りをする個体や、産卵セット時の成熟には気をつける必要があるなど、そこまで簡単というわけではない。
綺麗な色彩変異も楽しめ、寿命も1年〜2年と長く、羽化までのサイクルは短く、温度変化に強くて飼育は簡単というまさに至れり尽くせりなクワガタである。


入手先:個人の方より
購入価格:♂3♀2+送料740円+梱包料300円=7390円
累代:CBF2
羽化日:♂5月♀4月
産地:オーストラリア・ケアンズ







2009年8月25日 個体紹介
ビッダーズオークションにて落札していたものが本日届いた。産地による違いなど無いに等しいのだがケアンズ産の飼育は初。
正直、ニジイロクワガタというのだから緑一色のグリーン個体より、赤味の強いノーマル個体の方が断然綺麗だと思っていたのだが、
届いた個体を見ると、グリーン個体も非常に綺麗でまた違った美しさが…(+_+)


3匹の中から種親に選定した♂45mm。赤味の部分がほとんど無く、表裏共にブルーの部分が一番強く出ていた。

兄弟個体の41mm♂(左)と46mm♂(右)。左はフラッシュ無し、右の画像は色味がわかるようにコピー用紙を丸めたものの中で撮影。
撮り方もあるが46mmの方は他の個体と比べ若干赤味が残る部分が目立った。(フロートと言うらしい)

♀は裏側はほぼ♂と同様のグリーンだが前翅はフロートが目立つ。巷の血統を見てみても♀の完全グリーンは難しいようで、上手い撮り方でフロートを隠したり、
酷い場合は♂画像のみなんてことも(+_+)ちなみにこの出品も♀の画像は無く(♀は赤味が少し強いとは明記してあったが)、到着して多少驚いた経緯が(*_*)


ちなみに隠す撮り方っていうのはこういうコトね(^◇^)A(軽く前方から撮るとフロートが暗くなってわかりづらくなるんですね)
まぁ工夫と言えば工夫なのかもしれないですが、オークションではきちんと明るく写っている画像がある出品物をオススメします。

余談ですが自分の知る限り、一番完璧なグリーン個体は神奈川の業者さんが出しているブルーグリーン血統で、
♀も完全にグリーンという素晴らしいもの。…超欲しいんだけど。
初齢幼虫5匹とかで10000円軽く超えちゃうんですが機会があればやってみたいな、と。

こうやってグリーン系統の個体ばかり見てると目が慣れてニジイロって普通にこんな色じゃなかったっけってなるんですが、通常色の個体と比べると違いは歴然。

左は通常色と言われる別血統の個体の裏側。(若干赤味の強い良個体ですがこれしかノーマルが手元に無いので汗)右は41mmとのツーショット比較。
こうやって見ると、「この個体は裏側が普通のものより青い」とか言って掛け合わせているグリーン血統を作った先人の努力が想像できる…かも(^◇^)

もう個体紹介だけでこんな長さになっちゃってるんですが、最後に撮影条件の違いによる差異がよくわかる画像を数枚。


4枚全て今期の種親に決定した♂45mm。撮影後の画像処理等は一切無し。今になって右下の向きを揃えれば良かったと地味に後悔…orz
左上がf/13の露出時間1/2秒。右上が内蔵ストロボ使用のf/10の1/200秒。
左下がf/10の1秒。右下がf/8の1/200秒で例のコピー用紙の筒型ディフーザー使用。
種♂に選んだ一番赤味が少ない個体を使っているのですが、右下の明るい画像ではうす〜くフロートが確認できると思います。

以上、個体紹介はこれまでっ!(^^)!…なっ、長い…しかもまるで販促ページのようではないかっ






2009年8月25日 産卵セット
前項の通り、45mmの♂を2♀に対する種♂として使用。♀サイズはどちらも38mm。

片方の♀に乗っけると早速交尾開始。30分+5分の2ラウンドというオオカブト並の交尾時間。流石絶倫種ニジイロ(^◇^)
ペアリングした方の♀は単独で、していない方は♂と同居で産卵セット。

産卵セットの内容は、(便宜的に先にペアリングした方をセット1、同居の方をセット2とする)
セット1:コバエシャッター大にフォーテック発酵Fマットのみ。
セット2:コバエシャッター大にフォーテックカブト一番とレイシ材(皮むき)

必ずしも大ケースの大きさが必要という訳ではないと思うが、個人的に産卵セットは広さが重要だと思っているので(^◇^)
爆産を祈るっ






2009年9月2日 卵発見
セット1のケースのかどっちょに卵発見。

同居しているセット2の方も餌交換の度に交尾をしているのを確認しており、本日♂をセット1へ移動。頑張れ二重生活(^◇^)






2009年9月23日 幼虫確認
セット1において遂に幼虫を確認。これで成虫ペアの成熟度、無精卵の心配もなくなった(^.^)
♂は何度か2つのケースを行き来してもらっていて、現在はセット2の方で生活中(^◇^)A
セット2の方でも卵は確認できているので、これは期待できるカモ。






2009年9月24日 割り出し
セットから1か月程だが早目の割り出しを敢行っ。
一般的にガタはセットして、親を取り出して2週間ほど待ち、幼虫で割り出すのが基本なのだが今回は別。
理由は種♂画像を撮るために、産卵セットのマット中に潜ってる♂を探すためにめんどくさくてひっくり返したとか、
冷蔵庫で保存している大夢の菌糸カップが乾燥気味になってきたから早く投入したいとか諸説ある模様(^◇^)


ひっくり返した途端にこんにちわした初齢幼虫と、割り出し作業中に一時的に卵を置いたプリンカップの様子。
画像を見ると寂しい結果のようだが、
セット1から3幼虫、8卵
セット2からは6幼虫30卵、合計47と一か月未満のセットということを踏まえればまあまあの結果となった(^◇^)
(潰してしまった幼虫1頭と腐っていた卵数個はカウントせず)

今回はレイシ材を入れたセット2の方が多く採れたが、材を入れたから結果が良かったのかもしれない。
他のマット産み、あるいはマットor材産みの種類でも我が家では材を入れた方が結果が良いことが多い。
ただFマットのみのセット1は若干水分が足りない気がしたのでなんともいえないが(^◇^)A
割り出し後はどちらのセットも水分を加えて再セット。特にセット1は握りこむとジュワッと音がするほどの水分多めである。
全てがすべて綺麗なグリーンで羽化するという訳ではないと思うのである程度数を囲って幼虫飼育をする必要がありそうだが、今回の分で十分かも(^◇^)A
ちなみに4頭のみ大夢のプリンカップで、残りの幼虫は産卵セットのマットを使用。卵は10個ずつ3つにわけてプリンカップで保管。






2009年12月3日 3齢幼虫加齢確認

ちょっと更新の間隔が空いてしまいましたので状況説明(^◇^)A
・第一回のセットからは幼虫23頭が孵化。
・第二回のセットは2♀共にほぼ坊主。(レイシ材に卵数個だったので放置)現在三回目セット中。
・乾燥がひどかったので大夢プリンカップの個体3匹(1匹死亡)は11/20に自分で詰めた大夢1400ccに交換。(2齢)
・初齢からエレメント800ccに投入したものが6匹で目下スクスクと成長中。
・G-pot200ccにて管理した個体が5匹、内4匹を本日エレメント1100ccへ投入。(3齢と2齢)
・数が合わない分は里子で飛ばしてます。

…こんな感じです(^◇^;)


本日G-pot200ccからエレメント1100ccに交換した際撮影した3齢幼虫。
左の個体は加齢後まだ日が浅く、右の個体は頭幅が大きいので♂っぽいですね。パッと見でゴツいです。
200cc→1100ccで羽化してくれれば、菌糸交換のストレスも与えずに且つコスト的にも助かるのですが…(計算したところ462円でした!(^^)!)
…既に今の段階でニジイロ幼虫の難所と言われている最後の暴れが心配です(*_*)


こんな2齢後期幼虫も出てきました。超プリップリ。幼虫マニアにはたまりません(´・ω・`)
この段階で体重計ってもあまり意味無いので計りませんでしたが順調にいけば親虫のサイズは悠々超えられそうです。
後は暫く放置ですね〜(^◇^)





2010年4月23日 第一号羽化〜

一週間程前ですが待望の第一号が羽化〜!(^^)!




…御覧の通り真っ赤です(^◇^;)
まぁ親の代も♀はグリーンなわけではなかったので…
そんなことより最後1400ccでの羽化で38mmの微妙なサイズっていう…

まぁ一応BE-KUWA♀ギネスタイなんですけどね(笑)


ニジイロもそうですけどパプキンとかムナコブとかを菌糸(特に○○)で育てるとボテ腹になりやすい気がします。
まぁ特に気にしないので構わないのですが(^◇^)

♂の羽化に期待です〜!(^^)!





2010年5月26日 グリーン系♀羽化〜

緑味の強い♀が羽化してきました(^◇^)



前の方の角度から見れば完全グリーンですがやっぱりうっすらと少し赤味はあります(^◇^;)
親♀よりは緑味の強い個体となってくれたので今のところ種親候補です。


左が今回の♀で右が前回の赤味の強く出てしまった♀。
裏面はどちらも緑味が強く発色していますが、前回の♀の脚の付け根はオレンジ系が若干出てしまっているのに対して、
今回の♀は裏側も種親♂のようにかなり緑味が強いです(^◇^)v

♂も♀も続々と蛹化しているので長歯になりそうな♂を見つくろって掘り出して撮影してみました。
左の画像では中足付け根、右の画像では前胸耳状突起の部分を見ると既に発色しているのが良く確認できると思います。

いまのところ確認できているのは緑の発色だけなので完全グリーンでの羽化に期待です!(^^)!





2010年6月9日 グリーン系♂羽化〜



待望の♂が羽化しました!(^^)!
種親♂程ではないですがなかなかのグリーンだと思います。
遺伝しなかったらどうしようという部分もあったので少し安心しました。

サイズは60mmには届かずと言ったところで、57〜58mm程に落ち着くと思います。
♂も♀も続々と羽化してきているので、親を超えるグリーン個体♂の羽化に期待です(^◇^)